ご挨拶

錦心流琵琶全国一水会会長 古澤史水
~ 月に村雲花に風 心のままにならぬこそ
         浮き世にすめる習いなれ ~

 (流祖永田錦心先生の代表曲「石童丸」の
   謡い出しの一節)


ようこそ琵琶の世界にお出でくださいました。
ご縁に感謝いたします。

わたしたち錦心流琵琶全国一水会は、創流100年を
越える歴史を持つ、流祖永田錦心先生の衣鉢を
継承する薩摩琵琶演奏家の団体です。
現在、北海道から四国まで、全国に30支部、
約300名の琵琶仲間が、琵琶の妙音と語りを次世代に繋ぐべく、日々芸の練磨に励んでいます。

わたしたちの日本は言霊の幸はふ国です。美(うま)し言葉があふれる国です。
七五調の文語体で語られることが多い琵琶歌には、源平物・戦国物・義士物など
多々あります。
琵琶人の心には、歴史上の出来事や英雄たちへの鎮魂歌を語ることによって、
敗れ去っていく人々への心からのいたわりの情や、恵まれない、弱い人たちへの
温かい思いやりといった、人にとって一番大事な「惻隠の情」が自然に育まれて
いきます。

さあ、ぜひ琵琶界の扉を開けて一緒に、流麗にして哀調のある、格調高い錦心流琵琶を
日本のみならず世界に向けて発信していきましょう。


錦心流琵琶全国一水会
会長 古澤史水